バージン毛は超還元しづらい。けど、、ダメージ毛は超還元しやすい。
こんにちは。
仏田 仏蔵948.2歳です。鎌倉時代と間違えて生まれちゃいました。
嘘です。
髪の毛を擬似的に再生させようという行為や元々もっている素材を変える行為について考え込んでしまうことがあるけど、、、。そんな意味合いも兼ねてのキャッチ画像。分かる人はわかるかと思います。
先程の続きですね。こっからが更に重要。「なんで縮毛矯正でのミスが多くなるのか??」
まずは下記をどうぞ。
目次
「バージン毛に対してのアルカリ還元の話」です。
酸性とか中性は後ほど、、、。本日はベーシックな基礎のアルカリ還元の「なぜミスが起こるのか?」についてです。
髪の毛が健康なときって「髪の毛は硬い」。
なので還元の作用が深部まで働きづらいのですね。これ皆さんが思っている以上に内部が還元しません。髪の毛が太くて硬毛なら尚更ですね。なので、よく揉み込んだりして物理的に内部に成分が浸透しやすくなる必要があるのと同時に「髪の毛をガッツリ柔らかくしないといけない」
そこでアルカリ剤が必要になるんです。思った以上に硬い髪に毛には思った以上に髪の毛を柔らかくさせる必要がある。
で、、、、ガッツリアルカリで「軟化膨潤」するわけなんですが、、、「必要な軟化が出来たら軟化を止めないといけない」のです。
還元が甘そうだと、、、しっかり時間を置く必要があるのですが、、、同時に軟化もどんどん進んでしまう。
還元がいい感じになる頃には「過剰軟化」している状態になっていたりする。
ここが問題点として非常に大きな箇所になります。必要以上に軟化を進ませてしまっている。
で、、、過剰に軟化されている状態って還元もしやすいですが、、、「脆い」。ブラッシングや、熱で簡単に繊維が壊れちゃう。または水洗でガンガン毛髪成分が外に流出しちゃうわけです。
このような状態でテンションをかけながら圧力をかけて超高温でのアイロン作業など、、、。とても怖い作業です。なので、、、この過剰な軟化状態での作業で「美容師が自らの手で毛髪を痛めている」ということです。剤は柔らかくするだけ、還元するだけ。しっかり酸化すれば結構元に戻る。
その前に美容師が痛めちゃう。傷んだ状態で「酸化での固定」が行われる。それがダメージ要因になります。メーカーの責任は説明不足や教育不足。でも、、、実際毛髪にダメージを与えているのは「美容師そのもの」になります。
じゃあどうすんの??ってことですね。
軟化しすぎたら硬化収斂させちゃえばいいじゃない!?
っていうのが「やり方の一つです」。
タンニンっていう成分がありまして、、、
このタンニン収れん作用とハリ・コシの双方を作ることが出来る便利成分。【過度な軟化膨潤を防ぐ】または【軟化膨潤した状態を引き締める】という役割をもたせながら、ついでに髪の毛のハリ・コシをだすっつー代物です。
そんなのを使うと過剰な膨潤、軟化を防げますよっつー話です。
あくまでも「やり方の一つに過ぎません」けど、、、。
ご参考にどうぞ。
こんなのもケミカレーションの一種になります。ケミカレーションは下記みたいなメニューです。