前回タンパク質凝集の話ししましたが、、、凝集への対策案と脱凝集の話。このへんわかってないと施術後ヤムチャみたいになっちゃう件。

皆様こんにちは。

週末のどM美容師こと臼井 頭毛(58歳)です。最近頭頂部が弱ってきたので、頭皮の勉強を熱心に行っております。

前回の続きです。

まずはこちらどうぞ。毛髪ダメージで最も気にするべきところは【アルカリ】【高熱】【コーミング】ってところです。

安易に考える方は脱アルカリ、低熱、コーミングなしって考えるけど。そうじゃないんすよ。

アルカリも熱もヘアケアには必要。なしじゃヘアケアは出来ませんね。。。ここが難しいところなんです。

その前に前回の記事を復習。

ヘアケアってこうやってやるんですよ。言っときますけど、、ヘアケアが美容室のメニューで最も複雑です。

この続きですね。

で、、、

脱アルカリ、低熱、コーミングなし。そういうことじゃないんですよ。

では、、、まずは。。。

矯正、デジの際のダメージ要因について考えるんですけど、、、。皆さんアルカリ矯正剤使用している方が多いかも知れないですけど、、、。

まずはこのアルカリ条件下の柔軟状態。アレですね。軟化状態

この状態でコーミングしたり、熱加えるからケラチン繊維傷んじゃうわけですよ。まずは。

ってことはアルカリ条件下の軟化条件下で熱とテンションかけるから良くないんですよ。

だったら、、、中性や、酸性条件下にし、、、軟化条件を中和もしくは硬化状態にもってけば熱とテンションに強くなるわけですね??

で、、、前にも記事にしましたけど、、、酸性と酸化って違うわけですよ。

アルカリ性と還元剤。酸性と酸化剤。中和作用。このへんがややこしーのですわ。

アイロン前やコーミングの際に軟化条件で行わないってことですね。

ただしですね。。。

じゃあ、、、酸性でやればええやんとか、、、なるんですけど、、、一般的にチオなんかは酸性条件でパフォーマンスを発揮しづらいわけですよ。

酸性でやると今度は還元のパフォーマンスが落ちて、、、今度は還元不足になるっちゅう話です。

だから、、、酸性にすればいいってもんでもなくて、、、しっかりと浸透させるために必要なアルカリは使用する、でもアイロン、デジやコーミングの前にはphの調整をしとき、毛髪を軟化方向から硬化方向にもっていけ。っつーことなんす。

後は自分で考えてね。

その他、GMTやらスピエラとかありますけど、、、。それはちょっと置いておいて。

まずはシスとチオですね。

シスもチオもパフォーマンスを発揮するのは高アルカリ条件下。ってことなんですよ。でも不必要にアルカリもいらない、還元力もいらない。じゃあどうすればいいの?って考えると答えは出てきますね。

今どきの還元剤はあえて酸性チオ、酸性シスとかもありますから。そういったのはあえてなんで、調整したり、使用にコツがいるわけです。

あと、サルファイトとかもありますけどね。まずは。

アルカリ性、中性、酸性のチオと同じくアルカリ性、中性、酸性のシスを使いこなしてみるとようござんすよ。

で、、、今度は。。。

ダメージ毛のケア。ヘアケアですね。

傷んでなければヘアケアする必要ないけども、、。

色々あって過剰軟化状態でコーミングやら熱やらで傷んだ毛髪に対してヘアケアをするにはどうすればいい?

って話ですね。

冒頭にも話しましたけど、、、凝集なんで。ヘアケアに前に凝集した毛髪ケラチンや抜けたCMCに対してのアプローチが重要になるんですよ。

一般的なトリートメントしてもPPTやってもヘアケア出来ませんからね。言っとくけど。そんな簡単じゃないんすよ。

 

ヘアをケアするっていうものは。

続く