ヘアケアってこうやってやるんですよ。言っときますけど、、ヘアケアが美容室のメニューで最も複雑です。

皆様こんにちは。

週末のどM美容師こと臼井 頭毛(58歳)です。最近頭頂部が弱ってきたので、頭皮の勉強を熱心に行っております。

最強の髪の毛つるつる方法知りたくないですか??

私は非常にこの分野に興味を持ってます。色々あるんですよ、、。やり方とか、トリートメントとかって。

で、私結構色々詳しいもので、、、、様々な人脈もありまして、良い情報をたくさん持っている君なんです。。

 

実際ですどうですか??皆さん。特に美容師の方々がこの記事見ているかと思うんですけど、、。

大手メーカーのトリートメントやってみて。効果を実感しましたか??

僕の感想としては、ツルツルになったりとかはありましたけど、トリートメントが長持ちしない、質感が直ぐ低下する。とか、、。

悪くはないのですが、、感動するほど効果を実感したことは一度たりともなかったのが本音です。

長年美容師やってますが、、、実際にめちゃくちゃスゲーと思ったことはありませんね。正直。

そんなこんなで、もっと効果的にヘアケアは出来ないものなのか?

ということで勉強してきたわけなんですよ。。。。

アレですよ。

ヘアケアって誰でも出来るわけじゃないんすよ。

トリートメントっていうのとヘアを修復するっていうのは全然違うわけですね。

ヘアケアっていうのは読んで時のごとく【ヘア】を【ケア】するわけなんですけど、、これ一般的なトリートメントやってヘアなんてケア出来ませんよ。保護っすね。一般的なトリートメントは。ケアじゃないわけです。

 

そもそも髪のダメージで【一番気にするべき項目】ってなんでしょうね??

私が考えるダメージ要因でもっとも気にすべきことは【アルカリ】【物理的ダメージ】【高熱ダメージ】

の複合だと感じています。

ダメージすると毛先が硬くなりますね??あとは毛先がシュルシュルします。

えー、、とですね。わかりやすく説明しますね。

まず、、、パーマ、矯正、デジ。

1剤つけるじゃないですか???

この1剤の中に還元剤っていって、、、要は一度タンパク質の結合切って再結合させるために、結合を切るために還元剤使うんですけど、、、。

バージン毛って髪が硬くてですね、、、。薬剤が浸透しないんですよ。

で、、、、一回柔らかくさせないと還元剤が毛髪の中の方に作用しないんで、、一回毛髪を柔らかくさせないといけないわけですね。。。

この柔らかくするのが、アルカリ剤なわけなんですよ。

で、、、早く柔らかくさせないと時間かかっちゃうわけで、、、結構バージン毛用のはアルカリが強烈なわけですね。だから最初は良いのですけど、、、。

二回目なんかは柔らかくなりやすい状態、もしくはヘアカラー毛だと柔らかくなりやすい状態なわけなんですよ。

で、、、そういったダメージが既にある毛髪にはアルカリ濃度下げないといけないんですけど、、、これの見極めできないと、、必要な量以上のアルカリ使うわけですね。

そうすると【必要以上に柔らかくなっちゃう】わけです。

薬剤浸透するだけ柔らかくすればいいのに、、、もっと柔らかくしちゃう。

で、放置時間とか長く置いちゃうともう大変。スゲー柔らかくなっちゃって。溶けちゃったりするわけですよ。

もう超柔らかい。カラー毛、やケミカル処理してある毛髪に対しては特に【アルカリに気をつけろ】ってことなんですよ。

還元剤でダメージが進むって思っている方も多いですけど、、、、圧倒的に【過剰アルカリ】のダメージの方が深刻です。

で、、、、ですね。

まあ、要はスゲー柔らかいわけですよ。触って分かる程度に。その状態で【コーミング】するわけですね。

でタンパク質。ケラチンタンパク質っていうのが大事なんですけど。。。

ケラチンっていうのは【繊維】なんですよ。

超細かい、ほっそい繊維の集合体がケラチンなわけですよ。

これ超柔らかくしてて、でコーミングして引っ張るもんだから、、、繊維ブチブチ切れるわけですよ。

毛先パヤパヤするじゃないですか???あれ薬剤ダメージっていうか、、、。美容師が痛めてるんですよ。

【アルカリ】は【柔らかくするだけ】。この状態でコーミングでブチブチ繊維切るわけですね。あとは伸びますでしょ???柔らかい状態でコーミングすると。

ブチブチ繊維切れて、ビョーンてコーミングで伸ばすわけ。普通は伸びないんですけど、、、過剰アルカリ条件下だと伸びるんすよ。毛髪が。

で、、、伸びたものは戻るわけで、、、戻った毛髪がシュルシュルいっちゃうわけです。それが毛先のシュルシュルなんすよ。

後はですね、、、、アルカリで柔らかくなった状態でですね。。熱やりますでしょ??

デジとか、矯正で。高温で。

毛髪柔らかくなって、、、過剰だとそれこそ溶けてるんすよ。毛髪が。

で、、、熱当てて脱水しますでしょ???そうするとケラチン同士がくっついちゃうわけですよ。

これS-S結合っていうか、、。もはや癒着なんすよ。

ビニールの繊維を、、細いの。。これ100本あるじゃないですか?例えですよ。

これ、、、溶かすじゃないですか??熱で。コレ溶かすと繊維の境目なくなって癒着しちゃうじゃないですか??100本の繊維が20本とかにくっついちゃって癒着して繊維同士が外れない状態になりますよね?

例えですよ。

こういうことです。スゲー柔らかい状態で熱あてて、癒着しちゃう。これ、、、凝集ってうんですけど。

ケラチン繊維がくっついて集合体作っちゃうわけですよ。これ、、、繊維の間とかに脂質やらなんやら入ってる状態だと、、、繊維同士の間にクッションあるわけで、、過剰な癒着をしないようになってるわけですけど、、。

ダメージ毛って脂質とか、、、まあ、いわゆるCMCとか言われてるやつがもう、、なくなっちゃってるわけです。で、、、クッションとか、くっつかない成分流出しちゃってるから、、、くっついちゃう。っていうか癒着しちゃう。

だから直らない。同化に近い状態ですからね。

コレもとはと言えば、、、、過剰なアルカリで過剰に柔らかくしちゃうからなんですけど。これ過剰軟化っていうんですけど。

この過剰軟化で、コーミングでブチブチ繊維きって、、、高熱あてて、、癒着させて過剰なケラチンの集合体。凝集なんですけどね。

そりゃ元に戻らんわってことなんす。

続く