表皮はどんな風に出来ていて、役割は??

表皮の厚さは約0.2㎜です。表皮は4層でターンオーバーで生まれ変わります。

基底層
真皮にある毛細血管から栄養をもらい細胞分裂をして角化細胞(ケラチノサイト)を作ります。
メラニンを作るメラノサイトもあり、紫外線からの刺激からメラニン色素を作り守ってます。

有棘層(ゆうきょくそう)
表皮で一番厚く、細胞間にはリンパ液が流れていて、老廃物を流し、表皮に栄養を運んでます。
免疫細胞(ランゲルハンス細胞)があり、外部から入ったウィルスやカビの異物を判断し、体の外に出そうとします。
(アレルギー反応)
知覚神経もあります。

顆粒層
角質層と共にバリア機能を担ってます。
ここに多く存在する、ケラトヒラリン顆粒が紫外線をブロックします。
角質層の水分保持に欠かせない、角質細胞間皮膜と自然保湿因子のNMFが作られます。

角層
角層は角質細胞となって垢となり剥げ落ちます。
角質細胞は死滅細胞ですが、この細胞が外的刺激から体を守ってます。
暑さは約0.002㎜、角質細胞の間を埋め尽くすように、約50%がセラミドで出来ている角質細胞間皮膜と自然保湿因子を含む水分で出来てます。
表面は皮脂と汗が混ざり合い、天然の保湿クリームとなって肌を乾燥から保護してます。
角層はバリア機能で、外からの細菌や異物の侵入を防いでます。
お風呂やプールなどで体内に水分が入ってこないのもバリア機能があるからです。

そして基底層からはじまって角層になるまでに28日ぐらいの期間でターンオーバーします。(年齢などによってもターンオーバーのサイクル(日数)は違います)

そして薬事法では化粧品の成分が作用できるのは角質層までと定められてますが

本当に効果を発揮させるためには内部まで浸透させなくてはいけません。浸透を促進させる成分!?それがターンオーバーを乱す原因にも!?

そのために機能性をうたっている

エイジング・美白などの化粧品は有効性成分が配合され、浸透促進剤などの乱用で肌内部に浸透する処方になっています。

化粧品は穏やかな作用でに毎日使えるものが望ましいと思います。

でも浸透促進剤を多用している処方だとバリア機能が壊され様々な事が・・・・・・・続きます