酸性縮毛矯正、デジタルパーマの落とし穴。その2

こんにちは仏田仏蔵改めましてTAMOです。
【M】の称号を勝手に名乗るどM美容師です。


前回からの続きです。

まずはこちらから、、、

酸性縮毛矯正、デジタルパーマの落とし穴。

 

【酸性矯正、、、それって最高やん、、】ってところでしたね、、、、。

しかし、、、、そんなにうまい話なら【皆やってるはずだけど、、、】ってところで意見が分かれるんですね。

なぜなら賢い賢者は酸性矯正の甘い罠を知っているから、、、ほほほ、、、ふふふ、、。

酸性の例えばGMTなどは熱で還元作用が強くなる還元剤なので、、、そのままGMTをつけて放置するだけだとあんまり効果が出ない。加熱してやっと矯正やデジタルパーマがかかるって感じです。

なのでアイロンなどの高熱や一剤放置時間に加熱するなどの工夫が必要になります。まあ、、、なんといいますか、、、よみづらいわけなんですね。。。なので還元不足だったり、、、今後は還元しすぎて断毛したりと結構難しいわけなんです。

作用はけして加温するとナチュラルなわけではないので、むしろ【還元しにくい毛髪】に使用したりもします。熱で還元がブーストしますんで、、、。

まあ、、、あとはビビリ状態だったりすると多少のアルカリでも毛髪が反応してしまったりするんでそういったときにも便利です。

あとは、、、、デメリットとして残留しやすいっていうのもあるっぽいですね。っぽいってことです。

見えないんで、、。
体感的には、、、必要な処理をしないと残留して再来店された時の質感が悪くなっていたりもします。なので、、、便利は便利ですが、、、扱いが難しいので「熱で作用する保険的な意味合いで少量使用する」または、、、アルカリを使用できない状態の時に使用するってことですね。。。。まあ、そんな過酷な条件下でも私はアルカリを使用しますが、、、これもちょっとコツ言いますか、、まあ難しいので酸性でいったほうが無難ですかね、、、。

なので、、、「安易に使用して処理方を知らないと痛い目にあうよ」ってこと。酸性に詳しい方からGMTやスピエラの後処理法や残留性に対するアドバイスなどは受けたほうが良いかと思われる難しい成分です。

非常に便利ではありますし、「当日の質感はすこぶる良い」だけど、、、、【酸性で還元作用があるってこと】は、、、簡単に言うと残留して還元作用が残っている場合【水で濡らすたびに還元作用が出てくる】ということです。ここがネックです。

濡らすたびに毛髪への還元性が出てきて毛髪の結合をシャンプーのたびに起こりうる。

ってことが懸念されます。なので配合量の調整や、残留した酸性でも機能する還元剤への工夫が必要ということですね。下手すると↓みたいになっちゃうので注意が必要。

なので、、、性質を理解した上で【上手いこと使いこなす】。そうするととても使用が便利な還元剤になります。何でもそうですが、、、、うまい話だけってのはありませんのでリスクを知った上での使用が大事ですよ。ということです。